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再生ネギの基礎 育て方・栽培方法・裏技

7月3日にwmwyw356さんからのコメントで、再生ネギについての質問がありました。

遅くなりましたが、再生ネギについて知っていることをまとめてみようと思います。

再生ネギの基礎
育て方・栽培方法・裏技


ひとくちに再生ネギと言っても、調べれば調べるほど奥が深い!

実は、このブログで紹介している淺木式ベランダ畑の1㎡のプランターでは、

その1㎡をすべて再生ネギ畑にしようとしていたのです。

つまり、最初は再生ネギをブログのネタにしようしたのが

淺木式ベランダ菜園を作り始めたきっかけだったんです。

あらゆる野菜の中で、ベランダ菜園にあると便利な野菜のナンバーワンは

なんと言っても「ネギ」であることは間違いないんじゃないかと確信しております。


<再生ネギとは>

まずは基本から。

再生ネギとは・・

『再生ネギとは、八百屋・スーパーなどで購入したネギの根元を数センチ切ってプランターなどに植えつけ、新しく出てきたネギの葉の部分をカットして利用する栽培方法のこと。 根から芽が出てくる様子や廃棄する部位を利用する点、何度カットしても新しい葉が出てくるため再生ネギと呼ばれている。 再生ネギをカットして再び芽を出させて収穫することを「再々生ネギ」、「再々々生ネギ」などとも呼ぶ。』

つまり

1、ネギを買ってきます。
2、根を付けて茎を数センチ切り落とします。
3、土に浅く植えつけて育てます。
4、出てきた新芽を収穫します。


以上!

とっても簡~単~♪

そう!原理は簡単・単純なのであります!



<ネギのマメ知識・よもやま話>

ここでネギそのものについてマメ知識です。

再生ネギは単純なだけに奥も深いのであります。

例えば、関東では根元の部分を白くして育てた「根深ねぎ」の

白い部分を食べるのが主流です。

一方、関西では「九条ねぎ」などの葉の部分を先端まで食べるのが主流です。

関東では白い部分を、関西では緑の葉の部分を、食べるという食文化なんです。

当方は関東なので、やはりネギと言ったら白いネギを思い浮かべます。

関東のスーパーなど売られているネギは、そもそも葉の大部分が切られて売られて

いますが、さらに「味が硬くてまずい」「かさばる」「使い方が分からない」などの理由で、

そのネギを売り場であらかじめ葉の部分をすべて折り捨てて購入していく主婦さえいます。

最近は葉まですべて使う主婦が多くなりました。

不況や物価高、それにテレビなどで青い部分の使い方を放映した影響です。

しかし、一昔前まではネギの青い部分は捨てるものと思い込んでいる人も

かなりいたわけです。

そんな関東在住のある女性が、あるとき関西風のお好み焼きの店に入ったところ。

お好み焼きの上にネギがたっぷりと盛り付けられていました。

おわかりだと思いますが、この場合のネギとは「根深ねぎ」ではなく

九条ネギ系の「葉ねぎ」なわけです。

しかし、関東で育ってネギは白い部分を食べるものと思い込んでいた その人は

「この店では捨てるところを客に出すつもりなの?」

とか

「捨てる部分を使って経費節約しているの?」

と、考えてしまったそうです。

「さすが関西人、がめついな」と(笑


まw これは誤解なわけですが、このブログを読んで

「ネギには捨てるところが無い」ということが分かっていただけたらと思います。



<再生ネギに適した品種>

ここまでで、ネギには関東・白系のネギと関西・緑系のネギがあることは

分かっていただけたと思うのですが、再生ネギで主に利用するのは葉の部分!

というか白いネギを作ることはとても面倒なのです。

ネギの品種に関わらず、利用するのはほとんど葉の部分なので

どうせ再生ネギを作るなら葉の柔らかい品種や葉ネギを選ぶと良いでしょう。



<「ネギ」や「ネギの仲間」>

千住ネギ:全体に葉茎が硬い 土寄せして軟白させ、白い茎の部分を主に食べる

こしづネギ:愛知県島津市越津が発祥。白い部分を長くすることができ、葉も柔らかい。

九条太ネギ: 主に西日本で流通する。葉が柔らかい。再生ネギに適する。葉ねぎとも言う。

九条細ネギ: 九条ネギの改良品種

万能ネギ: 博多で商標登録された名称。九条細ネギとほぼ同じもの。

奴ネギ: 高知県の商標登録。九条細ネギとほぼ同じとみられる。

シモニタネギ: 群馬県下仁田町の特産品。太く短いのが特徴。煮ると柔らかくなる。

リーキ: 臭いが少なく、ネギが苦手な人でも食べられる。
     根元の白い部分を食べる。似ているがネギとは別種。

わけぎ: ネギとたまねぎの雑種。いくつにも分かれるのでわけぎと名づけられたとか。
     クセが少ない。

あさつき: 本物は早春が旬で、関東ではあさつきや小ネギなどが混同(偽者)した
     名称で売られている。 もとは山菜で辛味や臭いが強く、薬味にはちょうど良い。

赤ネギ: 茨城県の地方野菜。茎が赤く、辛味が少ない。

曲がりネギ: 宮城県仙台。独特の軟白処理により茎が曲がってそだつ。甘く、柔らかい。

やぐらねぎ: 葱坊主がでないで、頭頂部にいきなり小ネギが生えるという品種。

坊主しらず: 千葉県の特産。葱坊主が出てくる春~夏にかけての高値の時期に出荷。

チャイブ: ヨーロッパに自生しているハーブでネギの仲間。ネギの代わりとしても使える。




<再生ネギ画像>

このネギは、いわゆる関東の長ネギです。

植え付けから1週間後
再生太ネギ 7日後
↑根元1cmを切って浅く植えつけ、一週間経ったもの。

植え付けから2週間後
再生太ネギ 14日後
↑植え付けから2週間で約10cm弱ほどに伸びた。

植え付けから3週間後
再生ネギ 3週間後
↑さらに伸びた。

植え付けから4週間後
再生ネギ 4週間後
↑2本目の新芽も伸びてきた。



<再生ネギのジレンマ>

ここから先はプランターで再生ネギをつくることを想定して話を進めていきます。

普通、料理にはネギの茎や葉の部分を使うので、根の部分は廃棄されます。

そもそも捨てる部分なわけですから、この根の部分を土などに挿して育てる再生ネギは、

家計の節約になると考えている人も多いでしょう。

ところが、一見お得だと考えられる再生ネギも落とし穴があるのです。

再生ネギは、根の部分を付けて茎を10cmくらい残して土に挿したほうが

丈夫で早く再生・収穫できます。

同時に、枯れにくく、やや多めに葉が収穫できるのですが、前述したように再生ネギは

葉の部分を利用するので白い部分が再生するわけではないのです。

(やろうと思えばできますが・・・。)

それなら根元の10cmを普通に料理に使ったほうが良いと言うことになってしまいます。

もちろん、根元を1センチくらいだけ残して土に挿しても再生できます。

しかし、再生するまでに時間がかかり、失敗して枯れやすく、肥料を多く必要とします。

長めに切って早く再生させるか、それとも失敗覚悟で短く切って節約を優先するのか、

どちらにもメリットとデメリットがあります。


さらに「ネギ」という野菜はどちらかというと肥料を多く必要とする野菜であるため、

何度も再生させるなら それなりの肥料を追肥しなければなりません。

また、連作障害を起こす野菜なので、プランターなどの土の再生も考えないと

生育不良や病気を起こすと考えられるのです。


家計の節約のために再生ネギを作り始めたら、肥料やら土の再生やらで結局損をした。

なんてことがあるかもしれません。



<再生ネギの土と肥料>

ネギは水はけの良い土でそだてます。

プランターならなるべく赤玉土を多用すると良いでしょう。

市販の培養土に小粒赤玉土や川砂を混ぜ込めばベストですが、

そこまでしなくても十分収穫できます。


肥料はできるだけ元肥を効かせるやり方で育てます。

再生ネギを挿す2週間くらい前に緩効性の肥料をプランターの土20Lあたり

1~2にぎりくらいと、苦土石灰6~8gを入れて(重要)よく混ぜておきます。

種類は米ぬかか鶏ふんがよく、油粕単独は避けたほうがいいです。

再々生ネギなどで肥料が切れてくるようなら、追肥したいとことですが、

追肥すると逆に枯れやすくなります。ネギは追肥に弱いとされているのです。

ネギの根の無いところに緩効性の肥料を施す必要がありますが、プランターだと

たいてい根がまわっているので、根が無いように見えても危険です。

なるべく大きなプランターに疎植し、ねぎの根から離れた場所に

2週間に1度、少量ずつ施肥しましょう。

小プランターで栽培していたり、密植しているなら、

液肥を1000倍に薄めて7~10日に一回かける方が無難です。



キッチンで料理にネギを使ったら、随時、根元をプランターに並べるように

植えつけていきます。

株間は細ネギなら1~2cm、

関東系の太ネギ(長ネギ・千住ネギ)なら3~5cmくらい、

関西系九条太ネギ(葉ネギ)は、10~15cmあけると良いです。

【訂正しました】
九条太ねぎ(葉ねぎ)は、株が分けつする性質があるため株間を広くとるそうです。
6月頃に再生ねぎとして植えた九条太ネギを、葉4~5本くらいに育てて 8月頃に
プランターに株間10~15cmに定植するという方法もあるようです。




<再生ネギの病害虫>

ネギのような独特の風味や辛味のある野菜でも、害虫が付くのですから、

農業って大変だなとつくづく思う訳です。


アブラムシ : 肥料を与えすぎた時や油粕肥料を多用した時、風の少ない場所やベランダ菜園などで特に大発生しやすい。一般にアブラムシには牛乳で防除することが多いが、ネギは牛乳を弾いてしまうため利用できない。プランター菜園程度の規模なら、アブラムシをポロポロと手で取り除いた方が早く、それが困難なほど大発生した場合は、1度、刈りはらって再生させるとアブラムシがいなくなることが多い。このブログで近日公開予定のカナダスプレーは有効な防除方法。

ヨトウムシ : ヨトウムシはネギも食害する。家庭菜園なら なるべく1~2齢の小さいうちに見つけて捕殺するのがよく、大きくなったものは昼間は土の中に隠れているので、土を掘って探し、見つけ次第捕殺する。

アカサビ病 : 日当たりが極端に悪い場所や肥料が切れたり 偏った時に発生する。日当たりや肥料の対策を施した上で、根元から刈りはらって再生させれば次に出てきた葉には病気がなくなっている。小規模の発生なら病気の葉を取り除くだけでよい。


普通、ネギの病気は肥料や追肥が原因とされています。

また、水はけが悪いと腐って枯れてしまいます。

病気が出てからの対処方法が特に無いので、出ないように勤めてください。



<再生ネギ 収穫のコツ>

再生太ネギの収穫ですが、大部分の人が再生してきたネギの葉の根元から

1センチくらいのところをバッサリ切り取ってしまっているようです。

このように根元に近いところを切っても、また新しい葉が生えてきます。

これは再生ネギを再び再生させるので「再々生ネギ」などと呼ばれています。

しかしこれだと、あまりにも可愛そうとネギ人権委員会から抗議が来るとか来ないとか(笑

それは冗談ですが、根元から切ればそれだけネギに負担がかかり、

再生に時間がかかることになります。

負担がかかったネギは細い葉しか出さなくなりますし、最悪、枯れる場合もあります。

そこで、再生ネギを収穫する場合は 根元を10cm以上残して収穫すると良いでしょう。

残った10cmの部分ですぐに光合成を始めることができるので

ネギの負担を軽減させることができます。


さらにもっと理想的なのは、葉が3本くらい出るまで育てて、

中心の新芽又は新芽と一本を残して外葉から収穫していくというやり方です。

かき菜のような収穫方法となります。

この方がだんぜん再生ネギにとって良いようですが、

土やネギが老化するとせっかく葉を3本以上に大きくしたネギが外葉から枯れたり、

また、1回の収量を増やすためには栽培面積を増やさなければなりません。


ですが、プランターの大きさやお宅のネギの消費量、ネギの品種にもよりますが、

上手に再生できれば、大型プランター2つ分くらいを再生ネギにしたら、

一年間、ネギを自給自足することができたという人もいます。


なお細ネギも太ネギとほとんど同じと考えられます。

私の場合は、細ネギ系は根元5cmくらいを切って再生ネギを作っています。

太ネギと同様になるべく根元の茎や葉を残して収穫すると長期間収穫できます。


<再生ネギの裏技① 水耕栽培>

ネギは過湿に弱く、水栽培には向きませんが、短期間なら水耕栽培もできます。

細ネギの場合で説明します。


1、「なめたけ」や「ごはんですよ」くらいの瓶詰めの空瓶が手ごろです。

2、1の空瓶を光が入りにくくするためにアルミ箔で覆い、浅く水をいれます。

3、細ネギを5~6cm切って、根をつけたまま挿しておきます。

4、置き場所は明るい窓辺。水は必ず毎日取り替えます。

5、葉が出てきたら必要な分を収穫します。


この方法は、キッチンに手軽に置く事もできるのでとても重宝する反面、

ネギが途中で腐ってしまうことが多いので、経験上、再生は2回くらいまでが

限度と思われます。また、夏場などは腐りやすいので避けたほうが良いでしょう。

裏技としては、1~2回ほど収穫した再生ネギを水はけの良い土のプランターに

移植して再々生させるというやり方です。つまり、水耕→土プランターということ。

しかし、結局腐ってしまうこともあります。



<再生ネギの裏技② 分割ネギ>

再生ネギのことを知っている人でも、分割ねぎまで知っている人は少ないと思います。

分割ネギとは、ネギの根元を縦に二つに切って植えつける方法で、

1本のネギが2本になるという裏技です。

これは、太ネギ系での方法です。

買ってきたネギをすぐやってもできるとは思いますが、失敗した時に勿体無いですし、

せっかくなので再生させてできるだけ大きな株にした太ネギを利用します。

まず、太ネギ系の再生ネギを根元から10cm以上残して葉の部分は料理に利用します。

残した根元の部分の株をカミソリや包丁など使って、たてに真っ二つに切り裂きます。

これを再生ネギと同じようにプランターに浅く植えつける訳です。

うまく行けば、半分に切った両方とも新芽がでて再生してきます。

失敗すると片方、もしくは両方が枯れます(笑

適期は、梅雨前~梅雨時が良いとされますが、他の時期でもできるかもしれません。

葱坊主がでてきて刈り払うような古い株の方がうまく行くそうです。


(C)2009.07.19.淺木裕太
2009.08.09.記事更新
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| ネギ/再生ねぎ | 10:45 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

おぉ~~~スゴイ!!!
なんか、こんなに書いて頂いて
申し訳ないですm(_ _)m

大変参考になりました。今日にでも種を買いに行こうかと思っていたのですが、
まず土からなおしていきたいと思います。
まず石灰と

それに種から買ったら再生ネギでもなんでもなくなるわけですね(笑)
嫁さんにネギの根っこは残してもらうように頼んでおきます。

ネギの分割は僕も考えてました(笑)
うーーむダメだったかぁ~~~
倍に増えると思ったのに・・(≧∀≦)

| wmwyw356 | 2009/07/19 13:41 | URL |

Re: タイトルなし

>wmwyw356 さん

申し訳ないなんて、とんでもないw
もともと書こうと思っていた内容でしたし、
とても良いリクエストを頂いて、励みになりました。

再生ねぎは本当に面白いんですよ。
奥が深いと思います。
ただ、キッチンで使うネギの量によって
再生ねぎの本数が決まっていくというのがね~!

それで、こちらも分割ネギを考えた訳です。
wmwyw356さんも分割ネギを考えてましたかwww
俺も倍に増えると思ってました(笑

種や球根から買うなら、あさつきやわけぎ、
スーパーではなかなか買えない品種などを
購入してみてはいかがでしょう。
普通のネギは再生ネギで。珍しい品種は種から。
俺もそうしようと思っているところです。

こちらも、この記事を書いたことで再生ネギを見直し、
今週、苦土(重要)石灰を買ってやりなおそうと
思っているところです。

| 淺木裕太 | 2009/07/19 21:37 | URL | ≫ EDIT

感動

自給自足を目指して、(ネギだけw)
探していて辿り着きました。
色々家庭菜園をしていこうと思います。
ですが、ネギ枯れないところから頑張ってみますw

| ZOTTO | 2010/07/05 11:56 | URL |

Re: 感動

>ZOTTO さん

コメントありがとうございます。
記事の本文でも書いてあるとおり、
うまく栽培できれば、大型プランター2つ分くらいで
一年間、ネギを自給自足することができた。
という話を聞いたことがあります。
ぜひ、ネギの自給自足を目指してがんばってください。
そして、自給自足ができたら報告をお願いしますw

当方では、後日、再生ネギの植え替えの様子を記事にする予定です。
よろしかったら また読みにきてくださいね!

| 淺木裕太 | 2010/07/05 21:36 | URL | ≫ EDIT















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